肩の痛み

バドミントンの肩の痛みの原因と改善方法

2024年2月13日

 

バドミントンの肩の痛みの原因

柔軟性の低下

柔軟性の低下はバドミントン選手の肩の痛みにつながる可能性があり、実際に肩の内旋の可動域が低下すると肩を怪我するリスクが高まることが報告されています1・2

この状態では通常よりも大きな負荷がかかりやすいため、適度な柔軟性を確保することは重要です。

 

 

肩甲骨の機能低下

肩周りの筋力不足はバトミントンにおける肩の痛みの原因となる可能性があり、大きな筋肉だけでなく肩のインナーマッスルや肩甲骨周りの筋力不足が関係してきます。

特に肩の外旋の筋力が弱いバドミントン選手は肩を怪我しやすいことが報告されていて、エリート選手でもその傾向にあるようです

 

スイングのクセ

バドミントンのスイング次第では肩に負担がかかりやすいものもあります。

これは良いスイングを意識するだけでは修正できない場合があり、原因が柔軟性や肩甲骨の機能低下が関係していることがあります。

例えば柔軟性が低いと肩がスムーズに動かすことができず、肩に無駄な力が入ったようなスイングになってしまうことが珍しくありません。

他にも肩甲骨周りの筋力不足があることで肩甲骨の動きが悪くなり、腕の力でスイングをしてしまっているということも起こり得ます。

バドミントンスイング

 

過剰な運動量

バドミントンの肩の痛みには慢性的なダメージの蓄積が関係していて、十分な休養を取らずにバドミントンを続けていると肩を痛める原因になります

練習内容によっても肩の負荷に違いがあり、ジャンプスマッシュは肩の負荷が大きいと言われていて、やりすぎてしまうと肩を痛めるリスクがあると考えられています

ジャンプスマッシュは試合で勝つために役立つスイングではありますが、肩を酷使する原因にもなる可能性があるので注意が必要です。

 

バドミントンの肩の痛みの改善方法

休養

バドミントンでの肩の痛みを改善させるには十分な休養を取ることが大事になってきます。

多少肩が痛くても強引にプレーできてしまうことが多く、バドミントンをプレーできないほどの痛みを引き起こしている時には想像以上に長い休養期間が必要になることが多々あります。

焦って無理にプレーしてしまうと怪我を長引かせてしまう可能性があり、肩が回復するまで辛抱強く待つことも大切です。

 

ストレッチ

ストレッチで肩の柔軟性を高めることはバドミントンでの肩の痛みの改善に役立ちます。

例えばクロスストレッチと呼ばれる片方の腕を水平に伸ばすようなストレッチは、肩の痛みの原因になりやすい肩の内旋の可動域を改善させるのに役立ちます。

肩ストレッチ

そして肩の構造は複雑であり、ストレッチだけではほぐせない部分もあるため、必要に応じてフォームローラーなどを使うことでより効果的に肩の柔軟性を高めることができます。

フォームローラー

 

トレーニング

トレーニングで肩周りの筋肉を鍛えることはバドミントンにおける肩の痛みの改善に役立ちます。

特に痛みを抱えている選手の場合には肩のインナーマッスルや肩甲骨周りの筋肉を鍛えることが効果的です。

というのも肩周りの大きな筋肉を鍛えるようなトレーニングは負荷が重すぎて痛みを悪化させる危険性がありますし、肩を痛めている選手はインナーマッスルが弱いことが多いためです。

肩甲骨のトレーニング

肩のインナーマッスルや肩甲骨のトレーニングは地味ではありますが、継続することで怪我をしにくい丈夫な肩をつくることに役立ちます。

 

まとめ

バドミントンにおける肩の痛みは柔軟性の低下、肩のインナーマッスルや肩甲骨などの筋力不足、過度なジャンプスマッシュや休養不足などが原因になります。

適切な休養、肩周りのストレッチ、インナーマッスルなどのトレーニングなどが役立ちます。

 

<参考文献>

  1. Cejudo A. Risk Factors for, and Prediction of, Shoulder Pain in Young Badminton Players: A Prospective Cohort Study. Int J Environ Res Public Health. 2022 Oct 12;19(20):13095. doi: 10.3390/ijerph192013095. PMID: 36293672; PMCID: PMC9603414.
  2. Guermont H, Mittelheisser G, Reboursière E, Gauthier A, Drigny J. Shoulder muscle imbalance as a risk factor for shoulder injury in elite badminton players: A prospective study. Phys Ther Sport. 2023 May;61:149-155. doi: 10.1016/j.ptsp.2023.04.002. Epub 2023 Apr 6. PMID: 37062162.
  3. Fahlström M, Yeap JS, Alfredson H, Söderman K. Shoulder pain -- a common problem in world-class badminton players. Scand J Med Sci Sports. 2006 Jun;16(3):168-73. doi: 10.1111/j.1600-0838.2004.00427.x. PMID: 16643194.
  4. Pardiwala DN, Subbiah K, Rao N, Modi R. Badminton Injuries in Elite Athletes: A Review of Epidemiology and Biomechanics. Indian J Orthop. 2020 Mar 10;54(3):237-245. doi: 10.1007/s43465-020-00054-1. PMID: 32399141; PMCID: PMC7205924.

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