身体のケア

肋骨周りが硬いことによる影響

肋骨周りをケアすることは少ないですが、肋骨周りの硬さが身体に影響を与えることがあります。特に脊柱の動きや負荷に関連しており、こういったところにアプローチすることで思わぬ効果を生み出すこともあるのではないでしょうか。

肋骨

 

  • 肋骨周りの硬すぎると胸椎の動きにくくなります。
  • 肋骨周りの硬さは脊柱や椎間板への負荷を軽減させる働きがあります。
  • 肋骨周りをほぐすことで動きやすくなりますが、繊細な部分ですので慎重に行うことが大事です。

 

肋骨と胸椎の可動域

肋骨は胸椎の動きに影響を与える可能性があります。

  • 肋骨を切断すると胸椎の可動域が上がることが報告されています
  • 特に回旋の可動域が大きく影響を受けるようです

胸郭のストレッチ

このようなことから、肋骨周りが硬いと胸椎が動きにくくなってしまうかもしれません。

 

肋骨と脊柱への負荷

肋骨周りの硬さが身体への負荷に影響するかもしれません。

  • 肋骨は胸椎の安定性に貢献しています
  • 肋骨がないと脊柱や椎間板への負荷が増加する傾向にあるようです

椎間板ヘルニア

 

運動連鎖への影響?

肋骨周りが硬いことで脊柱への負荷を軽減できても、他の部分への負荷が高まる可能性も考えられます。

例えば、投げる動作などは全身の運動が連鎖して起こると考えられており、身体の一部分が硬すぎると力が伝達する流れを邪魔してしまうことがありえます。

ピッチング時の運動連鎖

参照https://www.quora.com/What-does-kinetic-chain-mean

力がうまく伝えられないために、手投げに近いような状態になってしい結果的に負荷が増加してしまう可能性も少なからずあるのではないでしょうか。

ただ、まだまだ科学的根拠に乏しい領域ですのでこういった考え方がどこまで再現性があるのかは不明です。

 

肋骨周りを緩める時には

肋骨周りの軟部組織などが硬すぎると胸椎の動きが悪くなってしまう可能性が考えられ、こういったところをほぐすことで胸椎が動きやすくなることがあります。

フォームローラー

一方で肋骨周りをほぐしすぎるのは脊柱などへの負荷を高める要因にもなりえます。

そもそも肋骨周りは繊細な部分ですので、強い刺激に違和感を覚えることもあるかと思います。

あまりほぐすことは多くないかとは思いますが、慎重に行うことが大事ではないでしょうか。

 

まとめ

肋骨周りの軟部組織をほぐすことで胸椎の回旋などの動きが良くなる可能性があります。しかし肋骨周りは繊細な部分であり、こういったところへのアプローチは慎重に行うことが大切になってきます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

<参考文献>

  1. Mannen EM, Anderson JT, Arnold PM, Friis EA. Mechanical Contribution of the Rib Cage in the Human Cadaveric Thoracic Spine. Spine (Phila Pa 1976). 2015;40(13):E760-766.
  2. Liebsch C, Wilke H-J. Rib Presence, Anterior Rib Cage Integrity, and Segmental Length Affect the Stability of the Human Thoracic Spine: An in vitro Study. Front Bioeng Biotechnol. 2020;8.
  3. Liebsch C, Graf N, Appelt K, Wilke H-J. The rib cage stabilizes the human thoracic spine: An in vitro study using stepwise reduction of rib cage structures. PLoS One. 2017;12(6).
  4. Lin L, Jia S, Yang H, et al. Influence of Rib Cage on Static Characteristics of Scoliotic Spine. Appl Bionics Biomech. 2020;2020.

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