整体

スポーツ整体の効果を高める方法

スポーツ整体でより大きな効果を生み出すためには、施術者の技量が大事だと思います。

しかし、私は全てを施術者の技量のせいにしてしまい、思うような成果を得られないという失敗をしてしまったことがあります。

施術を受ける人の普段の意識や行動次第では大きな効果を生み出しやすくなる可能性があります。

 

スポーツ整体で思うような効果が得られなかった経験

私自身が足の怪我で何年も思うようにサッカーをすることができない経験をしていて、どうにか状態を良くしたいとプロスポーツのトレーナーさん達にお世話になってきました。

あの時の私の思考や行動がしくじっていたと、今では思うようになりました。

 

多くの有名店で施術を受けても効果なし

私は過去に多くの著名な先生のところで施術を受けてきました。

ある分野で全日本選手権を3連覇するような名門チームのトレーナーさん、誰もが知っているスーパースター選手の専属のトレーナーさん、選手として全日本選手権で優勝争いをしていた人のスポーツ整体、

このように素晴らしい実績を兼ね備えた有名な人のところにお世話になったことがあります。

しかし、そんな凄腕の先生達のところに行っても思うような効果が得られませんでした。

このような経験は私に限らず、多くの有名店を訪れたけれど効果がなかったというお客さんがうちのお店にやってくることも珍しくありません。

怪我や痛みを抱えている人にとっては、わずかな希望を込めて可能性があるお店を次々と試してみたくなるものだと思います。

 

施術者の腕が悪いと思い込んでいた

その当時の私は、生意気にも凄腕と呼ばれる先生でも大した治療技術がないと思っていました。

どんなに凄いと呼ばれる先生であっても、私の身体の痛みを解決することができなかったわけですから。

有名な先生のところは施術料金も高額で、色々なお店にいくと結構な出費になりました。

そんな大金を払っているのに成果がでないなんて、ぼったくりではないかと思っていました。

当時は思うような成果が得られない焦りと、大金を失っていった苛立ちもあったのかもしれません。

 

10年近くの必死の試行錯誤でなんとか足の怪我はよくなりましたが、今冷静に考えれば無茶をしすぎていたと思います。

10年近く悩まされた足の怪我について

 

成果が出ないのは自分自身にも責任があった

アメリカでスポーツ医学を学び、怪我の改善の専門家として経験を重ねていく中で、

冷静に振り返れば、当時の私の思考や行動には大きなしくじりがあり、怪我が思うようによくならなかった原因のひとつではないかと思うようになりました。

当時の私は身体が悲鳴をあげるまでトレーニングを繰り返していました。

身の丈に合わないような高重量でのウェイトトレーニングを何度もやりましたし、怪我のリスクが高いとされているジャンプやスプリント系のトレーニングを繰り返し練習に取り入れていました。

こういった練習ばかりしていると故障してしまうのは自然なことです。

 

長い休養期間を経て痛みがよくなったら、徐々に身体を慣らすのではなくいきなり長時間の練習を再開する、

身体に違和感が残っていても、痛みがないし身体が動くから大丈夫だろうとスポーツをやってしまう、

怪我のリスクを抑えるために練習量を調整するとか、休みを多く入れるとか、そういったことをあまりしませんでした。

 

マネジメントが鍵を握っている

怪我をよくしていくためにはマネジメント能力が想像以上に大切です。

プロスポーツの現場で働くトレーナーさんは治療技術が凄いんですけれども、それ以上にマネジメント能力が恐ろしく高い人が多いです。

 

目新しい斬新な治療方法を取り入れるだけでプロスポーツチームで成果を出せるほど甘いものではありません。

しかい、意外にも基本に忠実にやっているだけでもチーム全体で故障者は大きく減っていくことが珍しくありません。

他にも病院での例で、男性の医師に比べて女医さんのほうが基本的なガイドラインに忠実な医療を提供することが知られており、ガイドラインに忠実な処置をしている女医さんのほうが死亡率が下がるということが報告されています

それほどに基本的な原理原則は大事なのですが、当たり前のことを当たり前にやるということが自体が意外と難しいのです。

世の中には多種多様な価値観を持った人がいるので、放っておくとそれぞれが好き勝手なことをやり始めることが多く、基本に忠実な身体のケアというのは意外と実現しません。

 

膨大な出費を避けられる

基本に忠実な身体のケアをすることで多くのスポーツ障害はよくなる可能性があると思います。

どこにいるかわからない神業を持った凄腕の先生を探し続けるよりも、無茶苦茶な練習をやめてセルフマネジメントをしっかりと行うほうが現実的ではないかと思います。

凄腕の先生の整体施術を受け続けるには膨大な出費がかかることが多く、無駄な出費を避けるためにもしっかりと自分で上手にマネジメントできたほうが金銭的にもお得ではないかと思います。

そして何より、私と同じような失敗を繰り返して欲しくないと願います。

 

スポーツ整体の効果を高めるヒント

ここからはスポーツ整体の施術効果を高めるための具体的な方法について述べていきたいと思います。

 

練習やトレーニングの負荷を調整する

練習やトレーニングで無理をしすぎないというのは怪我を減らす上でとても大切なことです。

痛みがあったら練習をしないということはわかっていても、身体が動くならついついスポーツをやってしまうという人も少なくないと思います。

そして、多少の違和感がある程度では練習量を調整しないという人も多いかもしれません。

スクワット

身体に生じている違和感は、何らかのメッセージであり、この段階でケアをするほうが早期解決を図ることができます。

スポーツができなくなってしまうほどの痛みを抱えてからでは、回復させるのに長い時間がかかってしまいます。

違和感があっても無視し続けるという選択をする人も多いのではないでしょうか。

 

スポーツで自分の自己ベストを越えるには、限界ギリギリまで練習することが大事ですが、

限界まで練習すればいいのわけではなく、ギリギリを見極めて、そこでストップすることがとても重要だと思います。

痛みや違和感を無視し続ける状態では治るものも治らなくなってしまう可能性があります。

 

細かい身体の動きに気を配る

日々限界ギリギリまで練習することで、自分に何が足りないのかが見えてきます。

例えば、膝がスムーズに動かない場面がある、骨盤がズレている感じがする、といった身体の些細な違和感として表れることが珍しくありません。

こうした身体の違和感をしっかりと認識して、スポーツ整体などで早めに解決することが怪我予防やスポーツのパフォーマンスアップに役立ちます。

プロスポーツ選手ほど、身体の些細な違和感を見逃さずに、施術者への要求が多くなっていく傾向があります。

そして、施術者はそういった細かい要望にしっかりと向き合うことが大事だと思います。

こういったアスリートの細かい要望を無視して、治療家の一方的な理論を押し付けられてしまうと、選手として伸びるチャンスを失ってしまうことがあるかもしれません。

 

相性の良い施術者を見つける

有名な先生ならば再現性が高く、一定の成果を生み出すことが多いと思います。

しかし、それがあなたにとって最高の成果とは限りません。

なぜなら、相性によって結果が大きく変わってくることがあるからです。

 

セルフケアの習慣

上記のことができるようになったら、まず方向性は間違っておらず、一定の成果を生み出しやすくなると思います。

そして、ストレッチなどの日々の積み重ねがスポーツ整体をより効果を大きくすることができます。

というのもアスリートは日々の練習でどうしても身体にダメージが蓄積されていくので、長い目でみると日々のケアが身体の状態に大きく影響を及ぼす可能性があります。

特別な器具でなくても、一般的によくあるストレッチやフォームローラーなどを活用することでも違いが生まれてくることが多いです。

特別な方法を使うかどうかよりも、継続してケアを行えるかどうかが効果に大きな影響を及ぼすからです。

 

十分な栄養を確保する

スポーツ選手は日々身体を酷使していて、身体の回復のためにより多くの栄養が必要になってきます。

栄養が足りていないと回復能力が落ちて、怪我につながりやすくなります。

大きな怪我を抱えていて苦労している選手の中には、栄養を十分に摂取していない低体重の選手を意外と目にします。

食生活や運動習慣

スポーツのパフォーマンスを高めるため、周りからの視線が気になるから、といった様々な理由で減量して身体を絞ることがあると思いますが、

怪我をして身体の治癒能力が必要な時には、十分な栄養を摂取することが役立ちます。

 

セルフケアのデメリット

できれば何も考えずに、スポーツ整体を受けるだけで効果が現れるというのが理想だと思います。

上記のような様々な習慣は、正直めんどくさいものが多いと思います。

 

より上のレベルを目指しているとか、ストレッチが好きといったモチベーションが伴わないと身体のケアをやらなくなってしまうことがあると思います。

頭でわかっていても、ついつい忘れてしまうということが珍しくないと思います。

 

一般的にプロの選手のほうが身体のケアに費やす時間が多く、大学生アスリート、高校生、中学生と競技レベルが下がっていくにつれて、

身体のケアやセルフマネジメントに費やす時間が短くなっていく傾向がみられます。

 

まとめ

本気で身体を良くしていきたいと思うならば、治療家の先生の腕に頼るだけでなく、日々の身体のケアやマネジメントにしっかりと取り組むことが役立ちます。

 

<参考文献>

  1. Meier P, Duvernoy CS. Influence of gender of physicians and patients on guideline-recommended treatment of chronic heart failure in a cross-sectional study. Eur J Heart Fail. 2009 Jun;11(6):631; author reply 631-2. doi: 10.1093/eurjhf/hfp056. Epub 2009 Apr 27. PMID: 19398490.
  2. Tsugawa Y, Jena AB, Figueroa JF, Orav EJ, Blumenthal DM, Jha AK. Comparison of Hospital Mortality and Readmission Rates for Medicare Patients Treated by Male vs Female Physicians. JAMA Intern Med. 2017 Feb 1;177(2):206-213. doi: 10.1001/jamainternmed.2016.7875. PMID: 27992617; PMCID: PMC5558155.

-整体

© 2022 Hero's Body