コラム

パーソナルジムを開業する前に知りたかったこと

パーソナルジムというか整体というか、そんなお店を開業して日々運営しています。

まだまだ経験は浅いのですが、今だから言える、できれば開業する前に知りたかったことについて書かせていただきたいと思います。

 

コロナウイルスの大流行

開業した翌月にコロナウイルスの感染拡大が始まり、お店を開業して2ヶ月目にして初めての緊急事態宣言が出されました。

この時はコロナウイルスは未知の感染症であり、お店の営業は2ヶ月間の完全休業となりました。

コロナウイルス

開業したての経営基盤が弱い段階で未知のウイルスが襲ってくることは想像以上のダメージを与えました。

前年に売り上げがあったお店は国から売上の補填金が支給されるのですが、2020年に開業したお店は売上の補填は対象外となり、かなりの大打撃を受けたお店が多いのではないかと思います。

 

私はお店を開業するに当たって良い物件を手にするために、予算ギリギリの家賃の高い物件を選んでいました。

このためコロナウイルスという想定外の事態が起こるだけで、簡単にダメージを食らってしまいました。

 

コロナウイルスに限らず天災によって事業が大打撃を受けるという可能性はあります。

何が起きるかわからないというのがお店を運営するということで、想定外の出費が重ねる可能性があるということです。

 

たまたまコロナウイルスという最悪のタイミングに重なってしまったことよりも、

運営費用を抑えながら利益の出やすい体質を作っていくことを甘く見ていたと思います。

 

この時の反省から余裕を持った運営をするためにお店を移転したのですが、この時の判断は正しかったと思います。

コロナウイルスが想像以上に長引き、何度も緊急事態宣言が繰り返されても無事にお店を運営することができています。

想定外の事態に備えて余裕のあるお店の経営がとても大切だと痛感しています。

 

お店の場所の考え方

お店を出す場所というのは悩みの種のひとつではないかと思います。

慣れ親しんだ地域に出店するのならばともかく、知らない地域に出店するのはなかなか大変なことです。

 

認知度を高めることの重要性

お店をどこに出すか?ということを考える時に大切なのが、認知度という視点です。

 

駅から徒歩8分だったら十分通える範囲じゃないかと思って立地を決めていましたが、この考え方は少し甘かったように思います。

駅から近い最大の利点は、通行人が多くお店があることを認知されやすいことです。

駅から徒歩8分というのは物理的には遠くないのですが、通行人の数が大きく減ってしまうため集客という点では不利になります。

お店の看板というのは想像以上に強力な集客ツールであり、看板を出す場所によってその効果が変わってきます。

 

看板の良いところは、通勤や通学路にあれば何度も繰り返し目にするということです。

いわゆる単純接触効果というもので、何度も目にするお店のほうが知らないお店よりも有利になる可能性があります。

 

地域の選択に対する考え方

ライバルが少ない地域のほうが有利ではないか?と以前は考えていたのですが、実際にお店をやってみるとそうとは限らないと思うようになりました。

 

私が最初にお店を出店した場所にはライバル店が少なく、優位にお店を運営できるだろうと考えていました。

そのおかげか若い人達の支持を得ることはできたものの、未開の地を開拓することは想像以上に大変なことでした。

 

独立しようとする人はおそらく自身の専門分野において高い技術力を有していても、マーケティングや集客に関しては経験が浅いことが多いのではないかと思います。

未開の地を新規開拓するというマーケティングで勝負するよりも、最初はライバル店がいる地域で技術やサービスで勝負したほうがいいような気がしています。

 

ネット集客のリアル

ネット集客の利点は多くの人にお店の存在を知ってもらうことです。

質のいいサービスを提供していれば遠くからでもお客さんが来てくれるという意見もありますが、遠くからやって来てくれる人は少数派になる可能性が高いため、

やはり重要なのはお店の近隣に住んでいる人達であり、近隣地域への対策がとても大切です。

 

SNSによる宣伝

私が知っているお店はSNSにあまり力を入れていないところが珍しくありません。

SNSにもっと力を入れればいいのにと思うことがあるかもしれませんが、実際にお店をやってみるとその理由がなんとなくわかる気がします。

SNSソーシャルメディア

その理由はわりとシンプルで、SNSでの集客は効率が悪いからです。

例えば数千人と多くのフォロワーを抱えている人に「この店いいよ!」と紹介されても意外と効果は小さいことが多かったです。

 

というのもお店に通える範囲内に住んでいる人は1%を大きく下回る可能性があり、

スイーツや雑貨のように誰もが購入する可能性があるサービスではないことがそれに拍車をかけています。

SNSから安定して集客できるようになるにはフォロワーが1万人近く必要という説もあるくらいです。

フォロワー1万人というと業界トップクラスの規模になるので、あまり現実的ではありません。

 

業種や人によって相性の良いSNSも違ってくるので、結局のところは自分に合うやり方を見つけることが大切ではないでしょうか。

SNSは肩の力を抜いて、楽しめる範囲でやることが丁度いいのではないかと思います。

 

ネット検索

お店のホームページをネットで上位表示させればお店が繁盛するのではないか?と考える人は多いのではないかと思います。

しかし、ネット検索で上位表示させることは想像以上に大変なことで、短期間で成果が上がるものではありません。

一見簡単そうに見えるのですが、どんなに勉強したとしても実際にやってみるまではコツを理解できていませんでした。

私も以前は「質のいい内容を提供すればいい」と考えていましたが、そもそも「質が良い」とは具体的にどういうことなのかという理解が甘かったです。

実際の数値を長期間にわたって何度も分析することで初めて理解できるものがあり、試行錯誤を積み重ねて少しずつ成果を上げられるものではないかと思います。

 

闇雲に対策してもお店に通える範囲内に住んでいる人は1%を大きく下回ることになる可能性があります。

ネット検索においても地域の認知度を高めることが重要になってきます。

検索結果で成果を出すためには半年から1年以上かかるので、すぐに成果を出すのならばネット広告が必要かと思います。

 

比較サイト

ネット集客をする上で比較サイトの存在感は大きいです。

ネットで集客しやすいキーワードの多くは、大手の比較サイトなどが上位を独占していることが多いです。

大きな企業の組織的なノウハウがあるため、個人のお店がここに太刀打ちするのは簡単ではありません。

 

どういうわけか私のお店が知らぬ間に比較サイトに掲載されていたことがあり、お客さんが次々とやってきて集客効果の高さを痛感しました。

 

現実的には比較サイトの多くはお金を払っているお店を上位にランクインさせることになるため、何もせずに比較サイトで上位表示されることはあまり期待できません。

やはりお店を認知させるには何かとお金がかかるのが現実になるかと思います。

 

まとめ

広告宣伝で最も難しいのが認知されるということで、認知されるには立地の良さや資金が大事になってきます。

想定外の事態に備えて運営費用をある程度抑えながら、認知度を高めるためのことにお金をかけることが想像以上に重要だと思います。

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