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正しい歩き方をすれば怪我を減らせる?

海辺を歩く人

正しい歩き方をすれば身体の負担が減るかもしれない、というような考え方があるかと思います。スター選手の歩き方はとても美しい、といったことを耳にすることもあるかと思います。正しい歩き方をしようと意識してみたことは一度はあるのではないでしょうか。

 

歩行動作が怪我の原因となっているのか?

歩行動作が必ずしも怪我の原因になっているとは限りません。

確かに怪我をしている人の歩行動作には何らかの異常が表れることはよくあると思いますし、歩き方次第で身体への負荷がかわってくることもありますし、そういったものを修正して綺麗な歩き方をしたい気持ちもよくわかります。

しかし、必ずしも歩き方が怪我の原因になっているとは限らず、怪我をしてダメージを受けた結果で歩行動作が変化していることも多いのではないか?と思います。そのため、歩き方を理想的と呼ばれるものに無理やり近づけても怪我が思うように改善しないことは珍しくありません。

例えば、変形性膝関節症を持っている人達の歩行動作を分析した研究においては、より深刻な状態の人達の歩行動作に共通した特徴があることが報告されていますが、症状が軽い人達の歩行動作にはこのような傾向は少ないということが報告されています。

変形性膝関節症
変形性膝関節症と歩行動作の変化について

歩行動作が変形性膝関節症に関係していることがありますが、特定のパターンに限定されるわけではなく人それぞれ違う歩き方になることは珍しくないかと思います。そこで変形性膝関節症に伴う歩行動作のメカニズムにつ ...

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必ずしも怪我の原因が歩行動作にあるとは限らないと言えるかと思います。

 

歩行動作を改善することは大切だが

歩行動作を無理やり改善してもその効果には限界があります。

歩行動作の良し悪しは日常生活に大きな影響を与える可能性があるので、歩行動作がストレスなくできることはとても重要だと思います。

ただ、歩行動作だけを無理やり整えても身体の負荷が減るとは限らないのです。むしろ、身体の状態を整えた結果で自然と歩行動作が綺麗になっていくと考えたほうがいいかもしれません。

例えばスター選手は歩き方が綺麗だからスポーツで圧倒的な結果を出したのでしょうか?日々身体を鍛え、細部までケアが行き届いているから歩行動作が綺麗になっているという可能性も考えられないでしょうか。

怪我をした人達の歩行動作には身体を守るための反応という場合もあります。人の身体は私たちが想像しているよりも賢いのです。

目に見えている部分がついつい気になってしまいますが、それを無理やり改善すればいいとは限らないので注意が必要だと思います。

 

歩き方を整えるためにはまず身体を整える

身体の機能を改善することで、歩き方も徐々に綺麗になっていく可能性があります。

歩き方を無理やり整えて思うような結果を手に入れられるのであればそれも悪くありません。見よう見まねで歩き方を整えられるのであれば、すでに身体の状態が良好なのかも知れません。

橋の上を歩く人

それができない人は、まずは硬い筋肉をほぐし、うまく使えていない筋肉をしっかりと鍛えるなど身体の状態を整えることを試してみることが役に立つと思います。身体が整ってくると綺麗な歩行動作に近づきやすくなります。

怪我をしている人であれば、患部をしっかりと治療をして痛み改善させていくことが重要になってくるかと思います。リハビリにしっかりと取り組み落ちてしまった筋力を改善させていくことが役に立つかと思います。

 

まとめ

人の動作には柔軟性や筋力、負傷部位の回復度合いなど、あらゆる要素がそこに反映されています。無理やり正しい歩き方をするよりも、いろいろな角度からしっかりと身体を整えることをオススメします。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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