首の怪我のメカニズム

首を鍛えると呼吸が整う可能性がある

呼吸を整えることで身体をリラックスさせたり、肩の力みを和らげたり様々なメリットがあります。首の姿勢が悪いと呼吸に影響を与える可能性があり、首が原因となって呼吸の質が低下してしまうことも考えられます。このため首の筋肉も鍛えていくことが呼吸の質の改善に役に立つ可能性があります。

 

ポイント

  • 首の姿勢が悪い状態だと肺活量が低下する傾向にあるようです
  • 首の姿勢不良により肋骨の動きが小さくなる傾向にあることが報告されています
  • 首のエクササイズを行うことで肺活量が増えるなど呼吸がしやすくなる可能性があります

 

首の姿勢不良は呼吸に影響する

首の姿勢が良くないと呼吸の質が低下する可能性があります。

猫背

  • 首が前方移動している姿勢や首を左右に傾けることは肋骨の動きが小さくなる傾向にあることが報告されています
  • 首が前方移動するなど姿勢が悪い状態だと肺活量が低下する傾向にあることが報告されています
  • 首の姿勢が悪い状態だと呼吸時に胸鎖乳突筋などの首の筋肉や胸筋の活動量が低下していることが報告されています

このように首の姿勢が整っていないことで呼吸がしにくくなることが考えられます。

 

首のエクササイズによる呼吸の改善

首を鍛えることで呼吸を改善できる可能性があるようです。

首のエクササイズ

  • 首のエクササイズにより首の姿勢や呼吸の質が改善される可能性があることが示唆されています
  • 6週間の首のエクササイズを実施したところ、肺活量が改善されたことが報告されています

このように首を鍛えるのことで呼吸がしやすくなるということが起こりうるかと思います。

 

首を鍛える時のポイント

首にはたくさんの筋肉があることや、重要な神経が通っており繊細な場所でもあります。このため慎重に丁寧に鍛えていくことが大切になるかと思います。

顔の筋肉

  • 首を大きく動かすエクササイズは負荷が大きいので、首は曲げずにそのままの姿勢で手で抵抗を加えるなどのエクササイズから始めたほうが安全です。
  • 首の筋肉の中には過剰に働きやすい筋肉もあることから、首を雑に鍛えると代償を悪化させてしまう可能性があります。最初は筋力が弱い部分を狙って鍛えたほうが無難かと思います。
  • 首は繊細な部位ですので、違和感があればすぐにエクササイズをやめたほうがいいかと思います。

このように繊細に丁寧に首を鍛えていくことがポイントになります。

 

まとめ

首の姿勢不良によって呼吸がしにくくなるという影響も起こり得るようです。首の筋肉を鍛えることで呼吸がしやすくなり、これによって肩の力が抜けるなど様々なメリットが得られる可能性があります。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

<参考文献>

  1. Szczygieł E, Węglarz K, Piotrowski K, Mazur T, Mętel S, Golec J. Biomechanical influences on head posture and the respiratory movements of the chest. Acta of Bioengineering and Biomechanics; 02/2015; ISSN 1509-409X. Published online 2015.
  2. Han J, Park S, Kim Y, Choi Y, Lyu H. Effects of forward head posture on forced vital capacity and respiratory muscles activity. Journal of Physical Therapy Science. 2016;28(1):128-131.
  3. Kang J, Jeong D-K, Choi H. The effect of feedback respiratory exercise on muscle activity, craniovertebral angle, and neck disability index of the neck flexors of patients with forward head posture. J Phys Ther Sci. 2016;28(9):2477-2481.
  4. Pawaria S, Sudhan DS, Kalra S. Effectiveness of Cervical Stabilisation Exercises on Respiratory Strength in Chronic Neck Pain Patients with Forward Head Posture- A Pilot Study. Journal of Clinical & Diagnostic Research. 2019;13(4):6-9.
  5. Borisut S, Vongsirinavarat M, Vachalathiti R, Sakulsriprasert P. Effects of strength and endurance training of superficial and deep neck muscles on muscle activities and pain levels of females with chronic neck pain. Journal of Physical Therapy Science. 2013;25(9):1157-1162.

-首の怪我のメカニズム

© 2021 Hero's Body