プライベート

テキサスで学んだ誇り

私がテキサスで忙しい日々を過ごし、必死に食らいつくことで精一杯でした。

無我夢中で過ごした当時にはわかりませんでしたが、そんな中で知らずの知らずのうちに大きな財産を得ていたのだと思います。

 

Magic Manと呼ばれた男

私が大学に留学した直後にそのヘッドトレーナーの方はガンでお亡くなりになられました。

私は直接の面識はないのですが、テキサスにやってきたばかりの私にはとても印象的な出来事でした。

その当時の私はまだまだ英語に慣れておらず事態を断片的に理解することしかできませんでしたが、

とても大きな出来事であるということは理解できました。

私が所属していたテキサス州立大学のアメフトのヘッドトレーナーは、

アメフトの練習の時間になると「さあ、SHOWTIMEの始まりだ」「魔法の時間だ」というようなことを言っていたそうです。

なぜSHOWTIMEと言うのかというと、

アメフトの練習中には、誰かが骨折をする、血を流す選手、熱中症で倒れる選手、急な天候の変動など色々なことが起こります。

そういった中で人の役に立てるかもしれない時間が夢の中にいるように尊いものである、というようなニュアンスでした。

 

ベタでくさい言葉だな〜って当時の私は思っていましたが、

今となってはテキサスの男らしく、自分の仕事に誇りを持ち、所属しているチームの伝統を大切にしている姿勢が伝わってくるものです。

 

テキサスならではの誇り

私は留学先であるテキサスのサンマルコスという町が大嫌いでした。

留学する前の私は高層ビルの30階の綺麗なオフィスで働いていました。

そんな私にはちっぽけで何も魅力がない町にしか写りませんでした。

テキサスの片田舎の大学だとバカにしていた私ですが、

こんなに個性があってしっかりと色を打ち出していて、似たような景色を他の場所で見ることはできていません。

どこにでもあるような光景ではなく、しっかりと自分達の土地に誇りを持ち、歴史と伝統を大切にしていたんだなぁと今になって思います。

テキサスにはもっと都会的でお洒落な街があります。

そこは自由でいろんな人が混じり合って楽しいイベントが次々と開催されている開放的な場所でした。

しかし、そこでは出せないテキサスの片田舎ならではの魅力があります。

 

自分の仕事に誇りを持ち、チームの伝統を大切にしていた人々の凄さが今になって理解できるようになりました。

あのアメフトのヘッドトレーナーの方はそのような姿勢で仕事に取り組んでいたからこそ、人々を魅了し、魔法のような時間を生み出せていたのではないかと思います。

 

自分の仕事に誇りを持っているか?

私もお店にお客さんがやってくるときには、

「SHOWTIME」と、心の中で唱えています。

 

この言葉を思い出すことで、誇れる様な素晴らしい仕事をしようじゃないかという気にさせてくれます。

たとえ困難な症状にぶつかっても、それを乗り越えてその時間が充実したものになるような気がしています。

 

ただ言葉を唱えるだけでこのような魔法を簡単に生み出せるものではなく、

自分の仕事に誇りを持ち、周りの人達の役に立っているということを実感し、そうした日々を積み上げてこそ、

ただ言葉が、魔法のような言葉に変わっていくのではないかと思います。

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