股関節唇損傷

股関節唇損傷と骨格による影響

股関節痛

アスリートも練習のしすぎなどによって股関節唇損傷を引き起こすことがあります。股関節唇損傷には股関節周りの骨格の異常が絡んでいることが珍しくなく、知らず知らずのうちに身体に負荷がかかりやすくなっていることもあるようです。股関節の機能を高めて、身体への負荷を軽減していくことが大切になってくるのではないでしょうか。

 

ポイント

  • 可動域の大きな動きや、方向転換などの複合的な動作が組み合わさることで股関節唇への負荷が高まる傾向にあるようです
  • 股関節唇損傷には骨の構造の異常が伴う傾向にあることが報告されています
  • 骨の構造の異常が必ずしも股関節唇損傷につながるわけではなく、股関節周りの機能を高めることが大切です

 

股関節唇への負荷を高める動作

股関節の動き次第では股関節唇に何かしらの負荷がかかりやすくなる可能性があり、アスリートにも股関節唇損傷が起こることがあります

特に可動域の大きな動きや、方向転換などの複合的な動作が組み合わさることで股関節唇への負荷が高まる傾向にあるようです

先天的に飛び抜けて高い柔軟性と怪我のリスク

 

股関節唇損傷と骨格による影響

股関節唇の損傷は骨にも関係しているかもしれません

  • ある研究によると股関節唇損傷をした人の約9割が骨の構造に何らかの異常があったことが報告されています
  • 他の研究においても程度の違いはあれど、股関節唇損傷には骨の構造の異常が伴う傾向にあることが報告されています4・5

(Dolan et al 2011より引用)

この他にも股関節の骨の形状の評価方法はびっくりするくらい多く存在しており、これだけ数があったら股関節の骨の構造が正常な人ってどれくらいいるのだろうか?という疑問も湧いてきますが・・・。

股関節の骨の形状の後天的な変化について

 

少なくとも骨の構造は股関節への負荷を変化させる可能性があります。

例えば、寛骨臼形成不全を抱えている場合にはさらなる負荷が股関節唇にかかる可能性があることが報告されています6・7

 

骨格と怪我の怪我の関係性

股関節唇損傷をした人の多くが骨の構造の異常を抱えていますが、骨の構造の異常が必ずしも股関節唇損傷につながるわけではありません

骨盤股関節

練習のしすぎや複雑な可動域を伴う動きを繰り返すことで、股関節唇損傷につながりやすくなるのではないかと考えられます。

そして、筋肉のバランスを整え股関節の機能を高めることで、身体への負荷を軽減していくことが怪我予防に大事になるのではないでしょうか。

 

まとめ

股関節周りの骨格の構造次第では身体への負荷が変わってくる可能性があります。こういった骨格的な要因を補うためにもしっかりと股関節周りの機能を高めておくことが重要ではないでしょうか。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

<参考文献>

  1. Narvani AA, Tsiridis E, Kendall S, Chaudhuri R, Thomas P. A preliminary report on prevalence of acetabular labrum tears in sports patients with groin pain. Knee Surg Sports Traumatol Arthrosc. 2003;11(6):403-408.
  2. Safran MR, Giordano G, Lindsey DP, et al. Strains across the Acetabular Labrum during Hip Motion: A Cadaveric Model. Am J Sports Med. 2011;39(1_suppl):92-102.
  3. Dolan MM, Heyworth BE, Bedi A, Duke G, Kelly BT. CT reveals a high incidence of osseous abnormalities in hips with labral tears. Clin Orthop Relat Res. 2011;469(3):831-838.
  4. Wenger DE, Kendell KR, Miner MR, Trousdale RT. Acetabular labral tears rarely occur in the absence of bony abnormalities. Clin Orthop Relat Res. 2004;(426):145-150.
  5. Guevara CJ, Pietrobon R, Carothers JT, Olson SA, Vail TP. Comprehensive morphologic evaluation of the hip in patients with symptomatic labral tear. Clin Orthop Relat Res. 2006;453:277-285.
  6. Henak CR, Ellis BJ, Harris MD, Anderson AE, Peters CL, Weiss JA. Role of the Acetabular Labrum in Load Support Across the Hip Joint. J Biomech. 2011;44(12):2201-2206.
  7. Henak CR, Abraham CL, Anderson AE, et al. Patient-specific analysis of cartilage and labrum mechanics in human hips with acetabular dysplasia. Osteoarthr Cartil. 2014;22(2):210-217.
  8. Kappe T, Kocak T, Bieger R, Reichel H, Fraitzl CR. Radiographic risk factors for labral lesions in femoroacetabular impingement. Clin Orthop Relat Res. 2011;469(11):3241-3247.

-股関節唇損傷

© 2021 Hero's Body